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タイ首相、新党に参加? 与党陣営分裂か

【タイ】タイの公共放送タイPBSの21日の報道によると、プラユット首相兼国防相(元タイ陸軍司令官、68)が与党第1党の親軍政党で首相の支持基盤であるパランプラチャーラット党を離れ、側近らが設立した新党ルワムタイサーンチャート党に実質的に移籍する見通しだ。

 首相は20日、陸軍時代の元上官でパランプラチャーラット党々首のプラウィット副首相(元陸軍司令官、77)と会い、ルワムタイサーンチャート党への参加を伝えたという。

 首相に従い、パランプラチャーラット党のスチャート労相の派閥の下院議員十数人がルワムタイサーンチャート党に移籍する見通し。パランプラチャーラット党と与党第3党の民主党は来年に予想される議会下院(定数500、任期4年)選挙で苦戦が予想され、両党からルワムタイサーンチャート党に移籍する下院議員は70人に達する可能性があるという。

 下院は2023年3月23日に任期満了となり、遅くとも23年5月には下院選が行われる。最近の世論調査では、最大野党でタクシン元首相派のプアタイ党と野党第2党でリベラル派のガウクライ党が政党支持率で与党陣営を大きくリードし、下院の過半数確保が有力視される。ただ、首相指名選挙では、下院のほか、プラユット軍事政権(2014~2019年)が選任した非民選の議会上院(定数250、任期5年)も投票するため、野党陣営は下院選で圧勝しない限り政権奪取が困難な状況だ。

 プラユット首相は陸軍司令官だった2014年5月にタクシン派民選政権を軍事クーデターで倒して軍事政権を発足させた。2019年3月に2011年以来初めての議会下院選挙を実施。自身は立候補しなかったが、国会での首相指名選挙でパランプラチャーラット党や上院の支持を受け、非議員のまま首相に再任された。パランプラチャーラット党にも所属はしていない。

 こうした政権構造から、首相とパランプラチャーラット党、プラウィット副首相は当初から微妙な関係にあった。閣僚不信任案の採決では常にプラウィット副首相が最も多くの信任票を集め、プラウィット副首相を「影の首相」と呼ぶメディアもあった。


《newsclip》

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